作品タイトル
画家の作品タイトルのセンスがいいと、その人物の精神的厚み・
奥行きの深さを感じて、私的評価が高くなる。「線」で紹介した
工藤哲也のタイトル・・・「縄文の雪/殺せば生きる/津軽の構造は
疲れる/おおみどろの合体」・・・1つのタイトルだけでさまざまな
イメージが喚起され、十分に詩的である。でも「おおみどろ」って
何だっけ? YAHOO辞書で調べたけど載ってなかったぞ(^^;)
去年、生誕100年を迎えた、大分出身の画家・佐藤敬。渡仏
してピカソに出会い、多大なる影響を受けたというが、私が銀座
の画廊で見たのは、墨彩という水墨+彩色抽象画だった。その
作品タイトル・・・「太陽の石/夜は漂う/石の分裂/神話の森
結晶天/凝結質/二重空間/空間の通力/白亜紀/睡眠化石」
自叙伝タイトルが「遥かなる時間の抽象」・・・こうした言葉を記した
ノートをぼんやり眺めつつ、イメージを膨らませていると、時として
「亀松の森」というタイトルが浮かんでくることもある。小説のメイン
タイトルとしても使えそうなものばかりだ。
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蟲師 8 (8) 著者:漆原 友紀 |

