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2006年11月12日 (日)

亀松禅事始

その昔、私の所に人を介して「エブラの太陽王」を名乗る
「神霊」がやってきた。共に世界を救おうではないかという
勧誘だった。素直な人間なら、歓喜の涙でも流してありがた
がって従うのかもしれない。だがやって来たのは、ヘソも
つむじも曲がっている私。いろいろ突っ込まれているうちに
ボロが出てきた。「人間どもを飼いならし、世界を支配
しようではないか!!」と神霊エブラ。
「確かに人間は弱い。だがその弱さにつけ込むヤツが俺の
敵なのだ!!」と、孔雀王(萩野真)の如くマジギレしてしま
った。嘘のような本当の話である。

で、エブラって何? という事になった。聖書考古学の本に
北シリアにエブラ王国があったという。全盛期はBC
2300年のエブルム王の時代。アッカド王とユーフラテス
川の利権をめぐって争い、サルゴンの孫、ナラム・シンに
よって滅ぼされた。私の前に現れたのは、どうもこの王
らしかった。
 1975年にシュメール・エブラ対訳辞典が発見され、
解読が続けられている。エブルム王の時代、それまでの
エル(光)神に代わってヤー(光)神を賛えたという。
イスラエル、ミカエル~イスラヤ、ミカヤという風に。
つまりエブルム王とは、ダビデ・ソロモン王の大先輩で
あり、元祖イスラエル国家とも言うべき国の王だったので
ある。そこで「人間ども」呼ばわりしている親玉と言えば、
神ヤハウエである。
「俺、とんでもないヤツを敵にまわしたのか?」

神にケンカを売った都合上、一応人類が救われるというのは
どういう事なのか考えてみた。今、地球の人口は65億人
だぞ・・・考えて何か答えが見つかるという話ではなかった。
だが突破口はあった。宇宙意識バシャールが教えてくれた。
「救世主は、誰も救いに来ていないという事です」
誰も救いに来ていないとはどういう事なのか?

つまり「誰が救われていないと言っているんだ」という事
だった。救われないと思い込んでいる。あるいは思い込ま
されているだけじゃないのか? 我々はもともと、そのままの
状態で救われているのだと。

この気づきは、禅の悟りに通じていた。
「和尚様、どうかこの世の苦悩から解放される解脱の道を
教えてください」
「誰がおまえを縛りつけているのだ」
「誰も縛りつけていません」
「誰もお前を縛りつけていないのなら、お前はもう解放
されているではないか。なぜまだ解脱の道を求めるのかな」
少年僧はそう言われたとたん悟りを開いた。この少年が
禅の第4祖・道信である。
(マンガ禅の思想/P168)

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コメント

禅の世界観、素晴らしいですね。なんだか縺れていた糸がも解けてきたような感覚に。アストラルの森1と2、読ませて頂きましたよー!3の制作活動の方も、引き続き頑張って下さいね。楽しみにしています〜。

「禅」問答はねぇ~。
何もするなと言っているような気がしてます。
まぁ、自論は「何かしようと思ったとき、
または、しなきゃならなくなった時が、
その時。」ってとこでしょうか(笑
出会いが必然なら、行いも必然。
忘れたことは、それまでよ。(大笑

YUKIさん>お買い上げありがとうございます。
ちょっと内容に照れがありますけれど・・・
本来ならば禅は何とも対立しないのですが、
小説は言葉で表現するものゆえ、便宜上2つの
要素を対立して描かなければなりません。
この点、ご理解くださいね(^^;)

探偵さん>気がするではなく、まさしく「何も
するな」です。自らが「何で在ったか」を
思い出せばいいだけです。思考や感情(心)の
覆いを取り除いて。明日、直球を投げてみます。

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