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2006年11月27日 (月)

ライターの楽屋話

風邪が鼻から喉にきて、なかなか抜けない。ゆえに
なかなかテンションも上がらない。だが今年の場合、
つくづく風邪でよかったぁー・・・と思う。
 今年は冒頭から、風邪の症状がない発熱で始まった。
気がつけば「MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」
という、抗生物質メチシリンが効かない病原菌に感染して
憧れの臨死体験こそなかったが、一応生死の境を彷徨った。
足は包帯ぷんぷくりんで歩けず、食欲すら無い38.5度
の体を、「頑張れ白血球!!」と応援していたのだった。

 免疫という人体の不思議を体感しつつ退院すると、若死に
した祖父の死因を知りたくなった。父方・母方の祖父は、
共に抗生物質が無い為に死んでいた。抗生物質繋がりの
因縁に、奇妙な絆を感じた。
 
 前回、ブログで「がんを宣告されて云々」と書いた。
というより、ようやく自然に書けたとのだと思う。元々
十数年前ホスピス(ターミナル・ケア)の取材を始めて
から、死と死の周辺の問題に関して山のような資料が
蓄積していた。だが実際に「太白ありのまま舎」など、
筋ジストロフィーなどの難病ホスピスを取材すると、
その重い現実と純粋な命の燃焼に打ちのめされたまま、
一向に筆は進まなかった。

 人間の誕生と死について書ければ、なんとか「全体」
をわかりやすく書く事が出来る。それはわかっていたの
だが、体験に裏打ちされた「凄み」のようなものがないと、
何か軽薄な感じになってしまうと思っていた。一応

自分も死と隣り合わせの体験をした事で、もうそろそろ

死について語ってもいいのではないかという「許可」を

自分自身に対して与えられたのだと思う。今回、試しに
「バーストラウマ1・2」を書いてみて、ああ、やっと
書けたか・・・という思いがある。時としてライターが
書く「一行」には、命がけの魂がこもっている事がある
のだ。本当はこんな楽屋話、書いちゃいけないのかも
しれないけどね。風邪のせいという事にしといてチョ。

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コメント

ああ、そう云う事だったのかと。。
浅学ゆえに中々コメントを書けずにおりますが、ずっと拝読させて頂いております。

雫さんが読者なので、ヘタな事は書けません。
いずれ古代エジプトとも繋がってくる話なの
で、乞うご期待!!

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