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2006年11月14日 (火)

のだめ的文章術

あるサイトで「私は文章が書けません。どうすれば上手く
なれるでしょう」という質問を見かけた。今まで文章を教えた
事のない私は、しはらく考えてハッとした。文章が書けない
とはどういう状態なのか、よくわからないのだ。ゆえに、
何をどう教えてよいのかわからない。困った・・・・

 そもそも私は、日本語の文法というものがよくわからない。
名詞と動詞の区別くらいならつくのだが。英文法も同様
だった。このブログの読者には「フランスチーム」という
フランス語を日常会話として使いこなす達人集団がいるので
恥ずかしくて言いづらいのだが、私も遥か昔、半年だけ
御茶ノ水のアテネ・フランセで、フランス語とギリシャ語を
学んだ事がある。特にフランス語は、数学的かつ論理的言語
だと思った。今にして思うのだが、私は右脳優位の人間で
あり、論理的左脳は極度に不得手なのだ。
 私は文章をメロディとしてとらえている。現在放送中の
「のだめカンタービレ」の主人公・野田恵こと「のだめ」も、
楽譜を見てピアノを弾くのではなく、耳で聴いて覚える
らしい。その点では私も「のだめ的」と言える。
 私は小学生時代、同級生が和歌や俳句の57577を、
指を折って言葉を数えているのを見て「こいつら馬鹿か」と
思っていた。そんなのは、直接メロディとして覚えればいい
のに。字余り字足らずなら、違和感でわかるだろうと言いた
かった。が、説明するのがめんどうくさいのでやめておいた。
 いわゆる「声に出して読みたい日本語」の語感を覚える
事なのだ。落語・講談・浪曲・歌舞伎などには、そうした
心地よい名セリフが満載なのだ。

「さあ、もうやけだぞ。ヤケのヤンパチ陽焼けのナスビ。
色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入歯で歯がたたないよ
ときやがった。ほら、ねえ、角は一流デパートは、赤木屋
黒木屋、白木屋さんで、紅、おしろいつけた姉さんから、
ください、頂戴、いただきますと、五百が六百下らない
品物ですが、今日はそれだけ下さいとは言いません・・・
(男はつらいよ・テキ屋の口上) 」

「桃から生まれた桃太郎 陸奥の守 その方が犯した所業
天子ともども許し難し 桃太郎 天に代わって鬼退治
いたす ひとーつ 人の世の生き血をすすり
ふたーつ 不埒な悪行三昧 みーつ 醜い浮世の鬼を
退治てくれよう 桃太郎。
(日本テレビ/桃太郎侍) 」

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コメント

ぷぅは文章書く時、どう書いたら良いか
って形式的な難しいことを考えるより、
自分の気持ちや出来事を思ったままに
ツラツラと書いてしまいます。
だから、文章がおかしくなることもしばしば…(笑)
でも、書きたい事を邪魔されずに書けて、
コメントももらえてしまうブログはとても
楽しいです♪

のだめ、漫画面白いデスヨね(*^_^*)

あ!アテネフランセ仲間!
私もほんとにフランス語は論理的な語学だとつくづく思います〜。

どんなに上手いピアノより フジコのピアノが好きという人は多いのではないですかね。
魂が揺さぶられる。 技があるだけでは人は感動しないのか。 個性。  あの付け鼻のどうしようもない(ジジイ)が求めるもの!   
マンガだけど説得力ありますよね。
 楽譜より耳で覚えるのは私もそうですねえ
好きな曲なら すぐ歌え、そうな気がする!
 ところで フランス語がなんで論理的なのか私にはわかりません。 簡単に言うとどんなことか、知りたいです。

名台詞といえば浅田次郎の「天切り松 闇がたり」を思い出しました。啖呵を切るシーンのなんと天晴れなことか!
色気があるんですよね~

ぷう丸どの>のだめ、ハマってます!!
そうそう、文章は難しく考えるとかえって
書けなくなっちゃうので、ゆるーい気分で
サラッと書いた方がいいみたい!!

YUKIさん>鯖? かなり出来の悪い先輩ですが、そんなわけでひとつよろしくー(^^;)

たにめぐさん>「津軽三味線はどんなに想像
しても浮かんでこない。3時間も4時間も
弾いて気を失いかけた時、その時はじめて自然
に体の中から湧き上がってくるもの。私の版画
も同じだ。体ごと板ごとぶつかりあって、その
中からしか生まれてこない(棟方志功伝)」
だそうですけど・・・ピカソは絵を描くなら
目を閉じて歌え!!と言ってます。
 私にフランス語の事を聞くのはよしましょう。「ごめんなさーい」

たにめぐさん>浅田次郎の文章、上手いですよ
ねー。彼もやはり子供の頃から、落語・講談・
浪曲などを聞き込んでそだったのだと思います
よ。がまの油売りの口上とか、江戸前のキレ
のいい啖呵が体に刻まれていると、トントントンと出てきますよ。 そういう意味での注目
は唐十郎でしょうねぇー。

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