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2006年7月13日 (木)

メメント・モリ(死を思え)

六星占術によると、私の7月は「乱気」。精神的な膿出しの

時期とある。確かにもの思う事多く、言葉に出来ないでいる

状態が続いている。

 このところずっと思っているのは、私の母方の祖父の事で

ある。新潟県の寒村に生まれ、医者を志して仙台医学専門

学校(魯迅も学んだ東北大医学部の前身)へ。心臓内科を専攻

し、ジギタリスを研究、36歳で博士号を取得した後、新潟県

新発田市で開業医となる。しかしその4ヶ月後、急性腹膜炎

を発症し、急死する。37歳。母は生後2週間だった。

 急性腹膜炎は細菌が腸内に侵入して炎症が広がり、高熱・

悪寒、激烈な痛みとなり、重篤な状態から死に至る。今ならば

抗生物質などで死に至る事はないだろうが、ペニシリンが実用化

されたのが1942年。抗生物質が無い時代の病であり死だった。

 すべてがこれから、というところでの死だった。開業医として稼ぎ、

結核の療養所を建設したいという夢を持っていたという。無念の中断

としか、言いようがない。

 私が今年冒された菌は、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)。

メチシリンという抗生物質が効かなくなった耐性菌である。退院する

頃、医者曰く「ラッキーだったねぇ」・・・そうなのだ。もし時代や状況が

少しでも違えば、私は確実に死んでいた。だが、今こうして生きている。

祖父に助けられたという思いが強い。

 祖父の志を思う。医学(メディシン)の語源はメディア。霊媒という意味

である。神と人間の仲立ちをするのが医学の本質だという事だ。私は

医者ではないが、言葉を扱うメディアの人間である。ならば医のホロス

(全体)」について語りまくってやろうかと思う。なあ、じっちゃん・・・

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コメント

泣けますた……ホロリ
動物とは言え、医療の現場にいるのでよくわかります。
抗生物質がなかったら、恐ろしいことになってますよねw
私も今年何度お世話になったことか。
薬に感謝☆
そしてそれを開発した方々に感謝。

泣かせてしまいましたか・・・
ウィルスもバージョンアップしてるけど、
薬も負けていない!!! 人間対ウィルスの
仁義なき戦いはまだまだ続くのであった・・・

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